生い立ち
1995年1月17日火曜日

このとき、宝塚には全国から大量の救援物資が届くと同時に、大勢のボランティアも全国から集まり救援活動に携わってくれたのです。
遠くから来たボランティアの人たちは体育館に泊まり込み、そして宝塚とその近隣のボランティアの人たちも毎日まいにち市役所に通って、様々な救援活動をしました。
例えば、全国から届く救援物資の仕分け、下着は下着、飲料水は飲料水、と細かく仕分けてから避難所に届けられていきます。

ボランティアセンターの職員からボランティアの方に仮設の手すりを付けてくれないかとの要望がありました。その時、「いっそうのこと手すりだけでなく他の大工仕事のボランティアもしたいなあ」という人がいて、他の人にも声を掛けたのです。幸い20名ほどの人たちが集まり、名前も 日曜大工ボランティア「でえくさんず」と決まりました。そして「でえくさんず」は「震災以外でも困っている人があればどんなところにでも駆けつけよう」ということになったのです。
これが「でえくさんず」の生い立ちです。そしてこの日から仮設住宅での手すりの取り付け、入り口の段差解消、棚の取り付け、などなど「仮設住宅改造奮闘記」が始まるのです。
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